歯科医院「開業」あるある話「歯科医院経営、いつ学ぶ？」

歯科に特化した税理士として歯科医院の開業・承継、医療法人設立、税務顧問など、多くの先生方をサポート。最近は新規開業だけでなく承継開業も非常に増えていますが、資産背景や事情など一つとして同じ事例はありません。
歯科特有の課題や税務について精通し、これまで培った経験値と情報量で、「承継」に関する先生方の疑問や不安に分かりやすくお答えいただきます。
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安田竜也
税理士
安田会計事務所所長（愛知県名古屋市）

歯科医院経営、いつ学ぶ？

先生方は歯科医院の開業をするためにどのような準備が必要だとお考えになりますか。

開業を決断すると開業地探しから始まり、歯科医院の設計・建築、歯科医療機器の選定、スタッフ採用、ホームページ作成、広告・内覧会打合せ…と様々な選択・決断をごくわずかな時間で行うこととなります。
特に開業前の1年間は関連する歯科材料屋さんとの打ち合わせが、代わる代わる行われます。
経験したことのない意思決定の連続となります。
どのような歯科医院を創り上げるのかをしっかりと描いていないと、オーバースペックの建物・設備を導入してしまったり、その意思決定によって思いもよらない支出をしてしまいがちです。
これはお勧めする業者さんが悪いのではなく、先生ご自身の開業に対するご準備が足りない為です。

他にも開業に際して準備をしていただかなければならない大切なものがあります。
それは経営者になる準備です。
開業されると先生は歯科医師であるとともに立派な経営者となります。