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保険診療事始め 第5回 医学管理項目への対応

このコーナーでは、保険医として知っておかなければいけない、療養担当規則まつわるお話や保険制度における個々の請求の仕方。
新規指導や個別指導に関わるトピックなどをコラムとして取り上げていきます。

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康本 征史 先生
株式会社ディーアソシエイツ 顧問


第5回 医学管理項目への対応


第7次医療計画の下での保険改正(3回)で最も内容が変化し、項目が増えたのは、実は「医学管理」と「検査」なのです。
保険算定というと、具体的な処置項目の増減に目が行きがちですが、全体の流れを汲んで上記2点についてきちんと歯科診療に取り込む必要があります。


「医学管理」の主な項目は、歯科疾患管理料、エナメル質初期う蝕管理加算、周術期等口腔機能管理料、歯科衛生実地指導料、歯科治療時医療管理料、診療情報提供料などがあり、全部を入れたら20種以上あります。

それらはよく「紙だし」と呼ばれ敬遠される部分ではありますが、逆に院内スタッフが実施することでそれ以外の経費がかからない算定項目と言えます。
したがって、スタッフの充足によって算定する医院と算定しない医院にはっきりと別れてしまう特徴があります。


面倒だなと思ってしまうと取りはぐれるケースが多くなります。
また算定できる点数が高いため、個別指導等でしつこく点検される項目であることも、敬遠される理由の一つなのかもしれません。


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