私たち歯科医師にとっての最終ゴールは、患者さんに満足していただけることです。治療の結晶と言える「補綴物」は予後や患者さんへの印象を大きく左右します。補綴物作成までに、診査診断・支台歯形成・歯肉圧排・印象採得・補綴物作成など多くの治療ステップがあります。
どの治療ステップにもさまざまな材料や手技の選択があり、臨床の限られた時間の中で良い結果をいかに出せるか悩みは尽きません。特に印象採得ができていないとしっかりとした補綴物を作成することができません。
本セミナーでは、補綴臨床のなかで「印象採得」をメインに、実際のケースを参照しながら、基本的な支台歯形成や歯肉圧排方法、印象材の選択など、製品の特長や使用上・臨床上のコツを併せて解説し、実際の臨床に役立てていただければと思います。